H.KATOHの研究室

「いいものはいい」とは誰の意見?

【日記】Help!

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Help!(2021/02/03)

 今日はひどく寒かった。最低気温 −10度、最高気温 −9度だ。今日という日に限って、暖かいインナーを着ていなかったから、余計に寒かった。今日の帰宅時間はいつも通り。リカーショップからはいつも通り、流行りの曲が流れている。駅からはいつもの、忙しそうに歩く人々。ただ、尋常じゃないくらい寒い。

 昨日、路面が全面、と言っても過言ではないほどに凍結していた。ツルツルの路面と勝負した結果は、2勝1敗。つまり、2回転びかけて1回転倒してしまった。そのせいで左手を負傷したうえに、リュックサックの横ポケットに入れていた眼鏡ケースを破損させてしまった。

 眼鏡をかけている人なら共感していただけると思うが、マスクをして外にいると、大抵の眼鏡は曇る。僕はそれが嫌で、外では眼鏡を外している。しかし眼鏡ケースを昨日壊しているので、眼鏡を手持ちするしか無かった。僕の片手は凶暴な寒さにさらされている為、すぐに林檎のように赤くなった。僕は耐えられなくなり、学校の目の前のコンビニに駆け込んだ。

 コンビニの玄関には肉まんを美味そうに頬張る女子高生たちがたむろしていた。その集団のなかに、僕がかつて所属していた部活の後輩もいた。皆、考えることは同じだ。「寒いから兎に角コンビニに入ろう。」

 僕は大変な人見知りであるらしい。あまり自覚していなかったが。後輩に見られるのが恥ずかしくて、しばらく店内をウロウロしたのち、何も買わずに外に出てきてしまった。寒い。何か買えばよかった。昨日の節分で人見知りの鬼を退治しておくべきだったな、とも思った。

 しばらく歩くともう一軒コンビニがあるので、迷わず入店した。そこでチャーシュー肉まんと、親友S君が教えてくれた、レッドブルの新しいフレーバーを買った。

 店を出て、肉まんを食べた。寒さのせいで味わう暇はなかった。普段はナマケモノのように食べる僕であるが、このときは肉まんを異常なほど早く平げた。レッドブルは不快なまでに冷えているため、ここでは飲まなかった。この寒さは、まるでレッドブルを飲んだかのように興奮状態だ。

 肉まんを食べても、結局あまり体は暖まらなかった。残酷なまでに寒い今日という日は、少しずつ、しかしながら確実に体力を削っていく。

 またしばらく歩くと、自販機があった。僕は駆け寄り、品揃えを見た。あ、ココアがある。僕は先ほどよりも振れ幅が大きくなった手で100円玉を取り出し、小さすぎる穴に入れる。そしてボタンを...あれ!?押せない...ああ、凍って硬くなってるのか。力強くボタンを押す。バンホーテンココアを取り出す。

 ココアは僕の両手に爽快な痺れをもたらし、僕は多幸感に襲われる。手のひらでココアを転がしながら、体をまるめて歩く。

 しかし、幸せは束の間。冷えた風が身体のみならず、僕の思考までも冷やす。こんなことを繰り返していると、僕のお小遣いはすぐに底をついてしまうだろう。デッサンの方法が書かれた本を買いたい。服も欲しい。そして、今月25日は親友S君の誕生日がある。

 確か、このとき聴いていた曲は、THE BEATLESの「Help!」だった。

 

あとがき

 僕はこの「Help!」のほかに、今週用の記事を2つ書いていますが、なんだかとても稚拙な文で恥ずかしくなりましたので、この「Help!」だけ公開することにしました。残りの2つについては、内容を変えずに書き直して来週あたりを目処に投稿しようと思います。

 今回は何も参考にせずに、ただ、ダラダラと書きました。因みに、前回は芥川龍之介の「歯車」や、カフカの「変身」といった有名文学作品を参考にしながら書いています。今回の記事を読み返してみると、自分のボキャブラリーの少なさに気付かされます。

 僕の日記は、純粋に日記という役割の他にも、自分の愚かさを極力如実に書くことで、自分に対しての戒めという役割を担っています。今回のテーマは「無駄遣い」。無駄遣いは僕の悪い癖であります。これをなおしたいと思って書きました。この癖はなかなか抜け出すことが難しく、アリジゴクに捕まっているようなものです。早いうちに解決策を見つけねばなりません。

 今日はここまでにします。皆様、良い一週間をお過ごしください。

 

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絵を見てほしくてこの記事をブログを開設しましたので、まだ僕のInstagramをご存知ではない方は是非覗いてみてください。

 
 
 
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